なお、これは後日書く予定のコラムへの“前振り”のようなものです。
ビジネスの世界では「ニーズ」と「シーズ」という言葉を聞きます。
ニーズ(needs)とは顧客の「獲得要求」のことです。
一方、シーズ(seeds)とは企業の「提供要求」のことです。
つまり、顧客(お客様)が「こんなものを欲しい」と思うのがニーズ、
企業が「こんなものを提供したい」と思うのがシーズです。
近年では、ニーズが益々高度化・多様化・多質化し、シーズとの食い違いが大きくなっていると言われています。「お客様の要求に応えきれない」という現象です。
高度成長期はテレビ・冷蔵庫・洗濯機が求められ、その本質は見る・冷やす・洗うという“基本機能”への要求でした。最近は、より薄く/大きく・より長持ち/省エネ・より白く/乾燥などといった、高度な要求に変わってきています。
これらのニーズとシーズのマッチングが企業に求められる価値です。
いくら「プラズマディスプレイを提供したい」と企業が考えても、お客様が「液晶が欲しい」と思っては期待に応えることはできません。
結果として、いかに優れた技術であっても、企業のシーズだけでは売れないことになります。
ニーズにもシーズにも「譲れない一線」というものがあると思います。
それをどのように調和させ、ニーズを満たしながらシーズに沿った形で商品を提供し、利益を出していくのか、これが今の企業に求められています。
極めて難題ですが、ニーズとシーズの追求を怠らないようにしましょう。

